"寄り添いすぎない”サポートで成長率を爆上げするGCRTの哲学

 

留学中、GCRTから毎日「大丈夫?」「何か困ったり足りてないものとかある?」の様なことは聞きません。その理由を詳しくお伝えします。

あなたが留学の地で体験するのは、“自分で考え、自分で動く”ための環境です。
日本にいるときのように、ご家族や先生が「大丈夫?」「何か困ってない?」と毎日気にかけてくれるわけではありません。

特に、海外では「何も言わない=問題なし」と判断されます。

日本人同士なら、空気を読んで気づいてくれることがあるかもしれません。
でも、海外では「困っていることがあるなら、自分から言ってね」が基本の文化です。

(もちろん泣いていたり頭を抱え込んでいたり、気になったら声はかけてくれます。)


「空気を読む」は通じない。通じるのは「自分から伝えること」

あなたを毎日心配して、先回りして気にかけてくれる人はいません。
なぜなら、これは「あなたが成長するための留学」だからです。

あえて助けすぎない。あえて聞かない。
それは冷たさではなく、「あなたを信じているから」「自分で一歩踏み出してほしいから」なのです。


困ったときにすべきこと

  1. まずは自分で調べる・考える
     → 時間割?バスの乗り方?スポーツ用語?…今はスマホで調べられることがほとんど。

  2. それでもわからなければ、勇気を出して「聞く」
     → 聞くことは恥ずかしいことではありません。
     → 「I’m not sure. Can you help me?」たったこれだけでいいのです。

  3. 自分の状況をちゃんと伝える
     → 疲れている、不安がある、体調が悪い、どんなことでもいい。
     → 言葉にしないと、誰にも伝わりません。


「自分から動く力」があなたを大きく成長させる

これは、ラグビーや英語のスキル以上に、あなたの人生に役立つ力です。
困ってもじっと待つのではなく、自分で考えて、動いて、伝える
それができたとき、あなたはもう「ただの留学生」ではなくなります。

「あえて気にかけない・助けない」理由

1. 自分で考え、行動する習慣を身につけるため

日本では、周囲が気づいて声をかけてくれる文化があります。
でも、海外では「困っているなら言うのが当然」という考え方。
自分から考え、調べ、動くことが当たり前の世界で、
その習慣を身につけることこそ、本当の「自立」への第一歩です。

だからこそ、スタッフや先生はあえて毎日「大丈夫?」とは聞きません。
「この子は、そろそろ自分で動いてみるタイミングだな」と見ているのです。


2. 「失敗から学ぶ」経験を与えるため

少しの失敗、ちょっとした不便、思った通りにいかないこと…
そうした体験こそが、本当の学びの種になります。

たとえば:

  • バスを間違えた → 次から調べるようになる

  • 時間を勘違いして練習に遅れた → 自分でスケジュールを管理する力がつく

失敗や不便を、「誰かが代わりに解決する」のではなく、本人に経験させて、乗り越えさせる。それが、教育として本当に意味のあるサポートです。


3. 自分の言葉で伝える力を育てるため

「察してもらう」のではなく、
「自分の状況・気持ち・考えを言葉で伝える力」は、海外で生きていくうえで非常に重要です。

ラグビーでも、英語学習でも、日常生活でも、
「聞く・頼る・相談する」ことを恥ずかしがらずにできるかどうかが、その後の成長を大きく分けます。


4. 本人の人生の責任は、本人が取ることを教えるため

留学は「自分の人生のハンドルを自分で握る」経験です。

大人への第一歩として、
「自分の選択に責任を持ち、自分でリカバリーする力」を育てることが求められています。

ずっと助けられていたら、いつまでも「誰か任せ」になってしまいます。
だからこそ、スタッフは見守りながらも、あえて手を出しすぎないのです。


助けない=見放す、ではありません。

本当のサポートとは、「あなた自身が成長できるように、あえて見守り、あえて待つこと」なのです。

それでも本当に困っていたら、もちろんちゃんと助けます。

でもまずは、自分でやってみるチャンスを逃さないでほしいのです。

では、「なぜ助けすぎてはいけないのか」──実際にありがちな例を交えて、わかりやすくまとめてみます。

助けすぎが招く“逆効果”の例

1. 常に予定を教えてあげる・確認してあげる

どうなる?

  • 本人がスケジュールを確認・把握しなくなる

  • 「誰かが教えてくれるから大丈夫」と他人任せに

  • 時間を守る習慣がつかず、遅刻や忘れが日常化する

結果:

社会に出てからの大きな遅れにつながる
→ 自立力ゼロで「指示がないと動けない人」になる


2. トラブルが起きたらすぐに代わりに対応してしまう

どうなる?

  • 自分で考えて対処する力が育たない

  • 「失敗しても誰かが何とかしてくれる」という甘えが残る

例:

  • 遅刻したのにスタッフが先生に言い訳してくれる

  • 忘れ物をしたのに誰かが届けてくれる

結果:

責任感の欠如・成長の機会を失う
→ 「自分の行動がもたらす影響」に鈍感な人になる


3. 言葉にしなくても察して助けてあげる

どうなる?

  • 海外では通用しない「察して文化」から抜け出せない

  • 自分の状態を言葉で伝える訓練ができない

  • コミュニケーションが受け身のまま

結果:

英語力も人間関係も伸びない
→ 自分の意見が言えず、誤解されやすくなる


4. 落ち込んでいたらすぐ励まし、気を使いすぎる

どうなる?

  • 小さな困難にも弱くなり、すぐ折れる

  • 感情を整理する力・立ち直る力が育たない

  • 自分で乗り越えたという「達成感」を奪ってしまう

結果:

→ Resilience:レジリエンス(精神的回復力)が育たない

→ 留学後、困難にぶつかったとき耐えられない


「助ける」と「導く」は違う

大事なのは、
「代わりにやってあげる」ではなく、“自分でできるようになるまで寄り添う”こと。
助けすぎると、一見親切そうで実は本人の自立を遅らせ、成長の機会を奪っているのです。この「助けすぎの罠」は、保護者もスタッフも、心配だからこそ陥りやすいんです。

でも長期的に見ると、“一人で考えて行動できる子”になるためには、手を出しすぎない勇気も必要です。

「本人の成長が最優先。そのために、私たちは“必要なときだけ手を差し伸べる”スタンスを取ります。」

GCRTは、留学生の自立と成長を第一に考えています。

留学中、すべての問題に対して手を差し伸べるのではなく、
あえて“自分で考えて動く”力を育てるために、過干渉なサポートはしません。

これは決して「放置」ではありません。
私たちは、必要なタイミングで、適切な距離からしっかりとサポートします。

安心していただきたいのは、
「本当に困ったとき」「安全に関わるとき」は、即時対応します
それ以外は、本人が自分の力で一歩を踏み出すのを見守るスタイルをとっています。

  • 緊急時(けが・病気・トラブル)にはすぐ連絡・対応します

  • 学校やホームステイとも連携して、様子は常に把握しています

  • 必要な場合は、保護者にも適切なタイミングでご連絡します

  • 24時間「心配があればいつでもご相談ください」











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